by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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very realistic about my chances~2015.6.29 CNNインタビュー その4

その3は、奥様と双子の子どもたちについてでした。 


今回は、ロジャーのご両親について話している部分です。

 

           

 

現状、テニスをやっている多くの子どもたちにはプレッシャーがのしかかっていて、コート上で泣いたり、カッとなったり・・・あなたもちょっとそういう時期があった、ということだけど(※その2でもそのような話をしています)ご両親に追い込まれて、ということではなかったんでしょう?

(Interview by Christiane Amanpour, 今回抜粋個所は、5:05頃から)

 

I think we were very realistic about my chances. We didn't believe that I was going to be a successful professional tennis player -- maybe a successful junior on a local or national level, yes, fine. But not internationally, really competing at Wimbledon to win.
So for my parents very much just strict in the sense that it's supposed to be a privilege to go to practice and go to matches on the weekends. So please put in your best effort, just like for us, you know, because it does cost money. And it's our time. Otherwise we'd rather spend it with your sister or our friends and you do the things at home around the house. So I got that message eventually and I understand very clearly what she meant because I have kids of my own now and of course when you put in the effort, you at least would like your kids to give you their best effort as well.

 

僕の可能性を、とても現実的に見ていたんだと思う。まさかプロのテニス選手として成功するなんて・・・。ジュニア時代なら、もしかすると地元で、あるいは国レベルではまあ結果を出せるかもしれない、だけど国際大会で、ましてやウィンブルドンで優勝を争うような選手になるなんて思ってもいなかった。両親からすれば、単純に厳しい目で、週末に練習や試合に行けるのは恵まれたことなんだから、私たちだってそのために力を注いでる、だからあなたもできる限りの努力をしなさい、ということだったんだ。なぜならそれにはお金もかかるし、両親の時間を使っているんだからね。一生懸命やらないなら、その時間で両親は僕の姉や自分たちの友人と過ごせる、僕は家のことを手伝えばいい。やがては、それがどういうことなのか理解したよ。自分も子どもを持った今なら、はっきりとわかる。僕らが努力してさせていることには、子どもたちも同じように、ともかく一生懸命取り組んでほしいと思うからね。

 

ロジャーは自分の子どもたちに、自分が有名選手であって、こんな成績を残していて、というような話は詳しくしていないそうです。ガールズにランキングの話を少ししたけど、ふぅん、という感じだったと最近も言ってました、笑


ナニーを何人も雇って、世界中のファンから子どもたちにもプレゼントが届いて、などとよく言われていますが、ツアーを一緒にまわっている時点で、自分の子ども時代とは明らかに違う生活、だけどそれがロジャーの子どもたちには日常。一般家庭にはない経験をたくさんさせながら、ご両親のとても常識的な考え方も同時に伝えようとしているのではないかと想像しています。

 

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