《番外編》 スイス旅行~街の観光(前編)
「スイスに行ってきました」というと、氷河特急とか?マッターホルンとか?という質問もそれほどされたわけではないですが(え)普通はそういうことですよね。ですが今回はメイン→テニス観戦でしたので・・・
合間合間に(かろうじて)訪れた街の様子を、前・後編に分けて写真とともに綴ります。番外編は続くよ・・・
2015年9月17日~23日@スイス
《ジュネーブ》
デ杯の会場palexpoは、ジュネーブ空港駅と直結。ジュネーブ駅から空港駅までは10分弱の乗車。この往復が、観戦3日目になるころにはおなじみとなり、こんな光景にも遭遇。デ杯ならでは。
ホテルから歩いてすぐのところにローヌ川とレマン湖。モンブラン橋が旧市街と駅側の中心街を結ぶ。大噴水が吹き上がるのを見ながら橋を渡るとそこは旧市街。ブランド店が立ち並び、なるほど歩いている人もセレブ感ただよう。
坂の多い横浜育ちで慣れっこではあるものの、石畳の急こう配はなかなかのもの。こっちは何だろう?と気ままに道をそれると、坂の途中に(隠れ家的?)レストランや、片隅にはロボットみたいなかわいい消火栓。
のぼりきったか、と思ったところでサン・ピエール大聖堂の屋根がお目見えする。その大聖堂からすぐのところにたまたま見つけたかわいいクレープ屋さん。今日のディナーはここで決まり。外観だけでなく、クレープもかわいい。色もきれい。
別の日の午前中、お子さまが喜びそうな観光列車に。モンブラン橋を渡ってイギリス公園の周りをぐるっと廻る。噴水や大聖堂も違った角度から。
《レマン湖/ラヴォ―地区》
デ杯期間中はジュネーブ側に滞在だったので、レマン湖沿いの街へ行くか、湖をクルーズしようと事前に計画していた。時間とも相談し、行き先はワイン畑の広がるラヴォ―地区に決定。湖沿いに列車は走り、1時間ほどでヴヴェイ駅に到着。そこから、ワイン列車とも呼ばれるローカル路線で最終目的地、Chexbres-Village駅へ。
それにしてもこの路線、最初の駅までは歩いてもいけそうだぞ、という距離で速攻停まるのにびっくり。え?もう?なんて思っているうちに、景色がそれらしくなってくる。
駅を降りるとまず、駅かわいい。(ワイン列車は普通の車両で、写真中の汽車ぽっぽではないです・・・念のため)例によってテニスの試合までの時間しか許されていないので、駅周辺を散策するにとどめる。葡萄農家かな?と思われる家並みを抜けると一面のブドウ畑。青空と緑のコントラストが本当に美しかった。いいお天気。
湖沿いの街、次回はモントルーまで足を延ばしたいな。できればモントルーのジャズフェスのときに。
《ローザンヌ》
ローザンヌと言えば、タイムリーな話題では、IOC(国際オリンピック委員会本部)がある場所、駅舎にも五輪のマークが。でも私たちにとっては、何と言ってもスタンの故郷。本当はもっと長く訪れたかったのだけど、スケジュール的に試合後のディナーだけになる。
駅に着くと、そろそろ日も暮れはじめ、急ぎ大聖堂の方面へ、旧市街に入る。ここでも石畳の急こう配。今回の旅一番の急坂。これは足腰が相当鍛えられるね、雪降ったら歩けるのかな、と、ひ弱な都会人的見解などこぼしつつ。
のぼってのぼって、いったん視界が開けたところで目にしたのは、サン・フランソワ広場と教会。ひっそりとした佇まいだわ、などと思っていたのだけど、それもそのはず、今日は日曜日、しかも日の暮れそうな時間、となれば、この広場から続くショッピングストリートのお店も、ほぼ全部閉まっているのだ。人通りが、ない。ショッピングストリートは、ウィンドウディスプレイだけで魅かれるお店が軒を連ねている。でも、暗い。ちなみに、引き続きのぼっている。
また視界が開けたところで左に目をやると、現れた大聖堂。車やバスが慌ただしく行き過ぎる背景に、ゴシック建築が映える。暮れていく街。
それからまた少しのぼりくだりして、本日のディナー場所が決まる。たまたま行きついたカフェバーは、live musicをやっている日もあるらしい。今日で終わってしまったテニス観戦を、それぞれ撮った写真とともに振り返りながらの、楽しくて名残惜しい食事だった。
夕食後、すっかり暮れて、駅へ戻る。坂を下るのはすごく早く感じたのは気のせいだろうか。さて、テニス観戦も終わり、明日はジュネーブを発つ。(後編に続く・・・)