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by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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Speeches at Rafa Nadal Academy~2016.10.19

いきなりですが、今日は長くなります!
まずは告白からです。今年の夏、ロジャーのスポンサー企業であるリンツで、とてつもなくステキなキャンペーンがあったことは、ロジャーファンならみなさん記憶に新しいと思います。これですね。

スイスに一週間の旅行、その間にリンツ本社でファンミーティングがあり、ロジャーにも会えます、その旅行のレポーター(主にSNS上で)になってください、という夢のような企画です。レポーターはリンツさんとの面接を経て10月初旬に選出されました。もちろん私ではありません。ただ、ただですよ、私、その面接には呼ばれていたのですよ・・・。(リンツさんの許可もいただきましたので書きました)

 

いやあ・・・・・・これは結構凹みました、笑 面接から結果まで1か月ほどあり、死ぬほどドキドキして、ダメだと分かった途端、体調をくずしました。あはははは。もし選ばれたら、怪我でお休み中のロジャーに、日本のファンからのメッセージブックを作って渡したいと思っていたので、その具体案も1か月の間に膨らんでしまい、皆さんからメッセージを募集するにはどうやって働きかけようとか、日本にファンがたくさんいます、待ってます、という日本のアピールと、リンツを結びつけるために、ショコラカフェのある街の紹介ページを入れてみるのはどうだろう、とか。行くまでの1週間くらい、皆で一緒に盛り上がれるように、毎日カウントダウン的な投稿をSNS上にしていこうかな、とか・・・。


いやでも、時間があったから考えられた、ではダメなんですよね。面接のその場で言えなければ。チャンスの神様は待ってはくれない。しかも、来年リベンジだ!と言えないところがまた・・・つらい。この夢のような企画、毎年あるものではないでしょうから。まさに一生に一度の機会を目の前で逃してしまった気持ちでした。これから11月のその日が来てレポートを日本で目にしたとき、いつもと同じような気持ちで楽しめるかどうか、正直なところ、ちょっと切なくなってしまうのではないかと・・・。

 

もうしばらく経ちましたので、改めて、選ばれるのを待っているだけではダメだ、行動を起こさなくては、と思っています。いつか来るその日を夢見て、少しずつメッセージブックの準備をしていこうかな・・・。人を巻き込むのは具体的なキャンペーンなどの企画がないと難しいかもしれませんが、まず自分のところでもできることがあるかと。そうすることで開ける未来があることを信じて・・・。一気に吐き出した感じになってしまいましたが、読んでくれたみなさま、お付き合いありがとうございました。


しかしまあ、凹んだのは事実ですが、平和な悩みですよね。(大汗)

 

さて本日の本題・・・。
10月19日に、ロジャーはナダル選手が新しく自分の故郷に建設したラファ・ナダルアカデミーを訪問し、そのオープニングをお祝いしました。そのときのセレモニーでお互いにスピーチをし、言葉を送りあったのですが、なんとも温かく、彼らのいい関係をそのまま表すようなものでしたので、今回はこれを紹介します。(長いですよ・・・と予告)

(※ナダル選手の英語は特に、私慣れていなくて、聞き取りができなかった部分があります。(…)としているところは、抜かしてしまった部分です。訳も想像力を膨らませた部分が大いにあります、汗 ご了承くださいませ。また、聞き取れたとおりに書いています。)

ロジャーのスピーチは最初から2:35頃まで、ラファは4:00から5:43頃まで。

 

Roger:

I really wish you good health. I think it's really utmost importance, because I'm going through my first big injury now and I mean it's been fairly easy to me. I've enjoyed my time at home, I've enjoyed seeing my family, practice has been easy, but I don't know how it's going to be when I come back. And you've done it million times. There again I can be inspired by you how easily you always come back. You've made it look easy. I know it's not easy, but you made it look easy, right away always backing at top10, top5, even world no.1, so that's something I am going to be thinking about, when I come back to the tour in January. When we saw each other in India last year, I've heard of your academy and I knew that you were building something big in your home village and with your family and your friends and everybody's involved. I thought it's wonderful but I didn't know exactly what it was going to be like, and I told you, if you want me to come around, I'm very happy, because I was on vacation a month earlier with Mirka, my wife and I was talking to, what if I build an academy what would I wish for with my biggest rival, Rafa. I was wishing that he would take up a phone, call me up and says I come to your village, your academy and I play an extra with you or I'll do something for you. So I said well, okay, I don't have an academy so let me go to Rafa and offer my day. He's like ah, it's okay, don't worry about it, I'm fine, and I don't want to bother you and all that. Never heard anything from Rafa for months, so I was like okay I guess he is fine and all that. Then we did a video in Manacor and I reminded family and friends and the team It's still open I'm happy to come it's now I'm feeling like, I want to come, of course I want to come to see it, when he told me the building, 20plus courts and hotel and museum and everything and I was like my god this is such a huge undertaking that I really don't want to miss it in the world you know. So then finally I did get the call and he said why (don't) you please coming October, so I was like I'm ready. Now I have a plenty of time, so I'm super happy to be here and I just want to let you know. I hope that kids going to learn from this great man because he is one of the greatest we've ever had and his attitude speaks for itself, so thanks for the invitation. Rafa, I wish you all the best and I hope it's going to be a wonderful academy and one thing for sure I know where I'm going to send my kids, if they want to learn tennis. I'm going to send right here. Thank you.

 

Rafa:

Roger, I want to say my real feelings about what it means for me and for all of us that you are here today in Manacor, supporting this special moment, for me personally but I think at the same time for the village and for my team, for my family, for everybody from here and for the kids that are here for the first year. You know we shared a lot of moments in our career. I think (it's) a lot of very important moments for our tennis career, always with a good relationship, with good friendship, trying best on court. We fight, I think for the most important thing we can fight on a lot of tennis but at the same time always in a good way, and something that I believe that we should be very proud of, so just thank you very much for all the good thing that you did in tennis and for sure in this new time, things are never easy, so you are always showing the right images and right example for all the new generation of kids that are here... trying to become professional tennis players, most important thing, human person, so ... you helps for them a lot in the future. You told me if you need me any time in academy, please let me know. For me at that moment, I said it's okay I don't want to bother nobody that's the real thing. (For sure not you...crazy...) For me it means everything that you are here, so many thanks to you and Tony and all your team who makes possible for that.

 

君の健康を、祈っている。それが最優先事項だと思う。僕は今、自分のキャリアで初めての大きな怪我と対峙しているところだから。とはいっても、僕の場合、今のところは気楽なものだよ。家で、家族と過ごす時間を楽しんでいるし、練習も厳しくはしていない。でも、これからツアーに戻った時、どうなるだろうか、とは思う。カムバック、君はそれを何度も経験してきた。ここへ来てまた、いつも易々とカムバックを果たす君に、勇気をもらうんだ。僕には簡単にそうしているように見える。いや、簡単じゃないのはわかっているよ、そう見えるということ。いつも戻ってすぐさまトップ10、トップ5、No.1になることもあった。僕も1月にツアーに戻ったとき、そんな風になりたいと思っているんだ。昨年、インドで君に会ったとき(12月のIPTLと思われます)アカデミーのことを聞いた。故郷で、家族や友人みんなと協力し、何か大きなものを作ろうとしているのを知って、すばらしいと思った。でも具体的にどんなものになるのかはわからなかった。そして、もし僕に来てほしい、なんてことがあれば、嬉しいな、と言ったよね。というのも、その直前に1か月オフがあって、ミルカ(妻)と話していたんだ。もし僕がアカデミーを作ったとしたら?最大のライバルであるラファに、僕ならどうしてほしいかな、ってね。ラファが僕に電話をくれて、「君の故郷のアカデミーに行くよ、プレーをしたり、何かできることをしたい」と言ってくれたらなあ、なんて想像してたから。だけどほら、僕にはアカデミーなんてないんだから、それなら僕がラファのところに行って、1日を過ごしたいと言ったんだ。ラファはそのとき、「いやいや~いいんだよ、心配しないで、そんなことしなくて大丈夫、迷惑かけたくないし・・・」という感じだった。それから何か月も特に連絡はなくて、「そっか、ほんとに大丈夫なんだ~」なんて思ってた。それからマナコルでビデオ撮りがあって(と聞こえるのですがロジャーが何かを撮影されたことはなかったかと。ビデオを見たのかな・・・)ご家族やお友達やチームに、まだ僕は同じ気持ちで、喜んで行くから、と伝えた。その頃にはもう、完全に行きたくなってた。だってそうでしょ、20以上のコートがあって、ホテルや博物館や、何でもそろってるなんて聞いたら、すっごい、めちゃくちゃでかいプロジェクト!これは絶対見逃したくない、って思うよね。そして、ついに、電話が来た。ラファが、10月に来てくれる?って。もう、準備万端だったよ。今僕には時間がたっぷりあるしね。だから、ここに来れて、それはもう嬉しいということを、君に伝えたい。生徒たちが、このすばらしい彼から、多くを学ぶことを願っている。彼はテニス界において最も偉大なプレイヤーのひとり、彼の言動がそれを物語っている。招待してくれて、本当にありがとうラファ。すべてがうまく行くように、アカデミーの成功を祈っている。ひとつはっきりしていることは、もし僕の子どもたちがテニスを学びたいとなったら、どこに行かせるか、もちろん、ここに決まっているよ。どうもありがとう。

 

ロジャー、君が今日、ここマナコルに来て、この特別な瞬間に力を貸してくれていること、これが僕個人だけでなく、この町にとって、僕のチームや家族にとって、ここにいるすべての人たちや、ここで最初の年度を迎える生徒にとって、どれだけの意味を持つのか、僕の心からの気持ちを伝えたい。僕らはたくさんのときを一緒に過ごした。僕らのテニス人生において、とてもたくさんの大切な瞬間が僕らの特別な関係、友情とともにあり、コート上では死力を尽くして戦ってきたよね。僕が強調したいのは、多くの試合を戦う中で、いつでも誠実な戦い方をしてきたこと、これは僕らがとても誇れることだと思っている。君がテニス界にもたらしてきた良いことすべてに感謝をしたい。今(怪我で)新しい経験をしていて、楽な日々では決してないと思う。でも君は若い世代にとって、プロテニス選手をめざし、何よりまず人間として成長をしようとしているここの生徒たちにとって、いつでも正しいイメージであり、お手本であり続けている。生徒たちの将来にとって、多くの助けとなると思う。君は、アカデミーでのことで必要なら、いつでも言ってきて、と言ってくれたけど、そのときは僕は誰のことも煩わせたくなくてね、これは本当だよ。(当然君はとてつもなく忙しいし・・・)だから僕にとって君がここに来てくれたことがもうすべてだ。君と、これを実現させてくれたトニー(ロジャーのエージェントです)とチームの皆さんに、心からの感謝をしたい。

 

ラファエルさん、ロジャーがあまりにも行きたい行きたい言うから、誘っとかないと・・・となったのではないかと、若干心配になるアグレッシブさで(笑)でもシーズン中ですから、他の選手よりお休み中のロジャーは誘いやすかった、と思いたい・・・。想像ですが、スピーチをちょっとおもしろくしようと、構成を考えてきたロジャーくん、だと思うので、この自分の気持ちの方がどんどん盛り上がっちゃった感じとか、連絡がなくて拗ね気味のくだりとか、多少盛っているだろうとはいえ、その寂しげな拗ね顔、容易に想像できます(笑)最後の、子どもたちにテニスをさせるならここに、でウケてよかったね。

お互いがお互いをキャリア最大のライバルと認識する中、この不思議な善き関係について、しばしば取り上げられてきましたが、どちらかというと本人たちよりファンの方が試合内容や結果については、苦い思い出があるように思います。(対戦成績だけ見ても、苦いのは主にロジャーファンのほうかな・・・)私は彼らが毎回決勝で顔を合わせていた時をリアルタイムで見てきておらず、その激しい戦いや勝ち負けに気持ちを寄り添わせてきませんでした。その複雑な思いの部分をふわっとやり過ごしているせいか、友だちとして仲良し、というのとも違うけれど、善き関係だな~という印象です。そこいらのことを、もちろん2人の全盛期時代も見てきたロジャーファン、ブロガーの大先輩が書いてくださっていますので、ご紹介させてください。(ご本人に許可をいただいたのでリンクを貼ります)私のふわふわした感想より、よっぽどステキでわかりやすい文章です。というより、ロジャーファンには大人気ブログなので、皆さんとっくに読まれていると思いますが・・・。

とりあえず言えるのは、ロジャーはラファエルさんが大好きだと思います。

 

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