by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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Holding Serve with Roger Federer ~2017.4.29 Tennis Channel インタビュー その4

今日は、子どもたちについてです。

ロジャーには双子の娘たちと双子の息子たちの4人の子どもがいます。双子2組、プライベートまで神がかっていると言われております、笑

抜粋部分は5:40から6:56頃まで。

How much does it mean again, I know your boys are too young to understand what you do, how much does it mean to your girls to see their dad do these things? It doesn't make it that much better to be doing what you are doing now that your kids are in the stand?
双子の男の子たち(インタビュー当時は3歳になる直前)にはあなたがやっていることを理解するのはまだ早いと思うけど、女の子たち(当時8歳)にとって、パパが成し遂げていることは、どれくらいのインパクトなのかしら。今や観客席で子どもたちが試合を見ているから、あなたがそうしてやり遂げていくのも、これ以上ないくらいやりがいがあるでしょう?
 
Yeah, I mean they understand a little bit you know, when they're in the stadium like in Indian Wells, that's cool, that's nice, but then in Miami, they didn't come to the finals and I came back and I didn't bring the trophy back and for them it felt like I went to practice so I came back I made a pillow fight, you know, so I think it depends...
うーん、少しは理解しているかな。インディアンウェルスみたいに子供たちが観客席にいるときはね。その状況はすごくいいよ。でも、マイアミでは決勝には来ていなかったし、僕も、(優勝しましたが)トロフィーを持って戻らなかったから、彼らにとったら、練習から帰ってきたのと一緒だよね。だから、帰って、枕投げをして、ということになる。状況によりけりだ…
 
That's what all Miami Open champions do...
マイアミチャンピオンってみんなそんなことしてるわけね…
 
Right, you know so it really, I think it depends, so I think they know I play a lot of tennis, they understand difference between the matches and practice, so I try to educate them but yet I try to keep it very subtle especially when it comes to my professional life. They don't know my ranking, they don't know how good I really am or how good the others are. I tell them how good every all the other players are, if they meet Stan or Rafa or Novak or Andy, I tell them these guys are unbelievable, and so but they see it as an extended family I think, so I think it's to have a good balance and I like it that way.
まあだから、(理解しているかどうか)一概には言えないよね。子どもたちは、僕がたくさんテニスをしていることは知っているし、試合と練習の違いもわかっている。彼らに教えようとはするけど、特にプロテニス選手としての自分に関しては、微妙なところでとどめているよ。僕のランキングとか、僕が実際どれくらいいい選手なのか、他の選手はどのくらいなのか、まではわからない。他の選手が皆どんなに優れているかは話すよ、彼らがスタン(ワウリンカ)やラファ(ナダル)、ノバク(ジョコビッチ)やアンディ(マレー)に会ったら、この人たちは信じられないくらいすばらしい選手なんだよ、と話をするけど、子どもたちは選手たちを家族の延長線のような感じで見ていると思う。いい具合にバランスを保っていると思うし、僕はこのくらいの感じが気に入っているよ。
  

歴代最高、GOAT(Greatest of all time)などと称され、数々の記録を持ち、でも子どもたちにあんまり深くは教えないっていうところ。子どもたちは全部ではありませんがツアーに同行する期間も多く、他のスイスの子どもたちと同じような学校生活は送っていないですし、英のウィリアム王子一家と交流があったり、実際想像もできないくらいのセレブだと思いますが、パパの特別さ加減を教え込むわけではないところ。そういうとこも好きです。(唐突)ロジャー自身はごくごく普通の家庭で育っているので、ご両親の教育の影響もあるのだろうと思います。これから子どもたちが自分で理解し始め、あれパパって結構やばいんじゃね?って気づいていきながら、どのように成長していくか楽しみですね。写真は2017年ウィンブルドン優勝時の表彰式のものです。ウィンブルドンなので特におめかししてかわいいです。

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