To my tennis family and beyond, 4/4
— Roger Federer (@rogerfederer) 2022年9月15日
この24年間のキャリアは、とてつもない冒険でした。1日は24時間のはずなのに、あまりにも深くて魔法のような日々だったからか、すでに一生分を生きた気がします。非常に幸運だったのは、40か国以上のファンの皆さんの前でプレーできたこと、笑って泣いて、喜びも痛みも経験して、それ以上にまさに生きているという実感がありました。ツアーを通じて、一生の友人となるようなすばらしい人々との出会いがあり、彼らは世界中から忙しい合間をぬってかけつけては私の試合を観戦し、応援してくれるのです。ありがとうございます。
私のテニス愛のはじまりは、地元バーゼルでボールキッズをしていたころにさかのぼります。一種の驚きを持ちながら、当時選手たちをながめていました。彼らは自分には超人たちでしたが、同時に夢見るようになったのです。夢のためにたくさん練習をし、だんだんと自分自身を信じられるようになりました。成果を上げることでまた自信をつけ、今日まで続くこのすばらしい旅路を歩んでこれました。
皆さま全員に、スイスの幼いボールキッズが夢をかなえる過程を支えてくれたすべての人に、心の底から感謝をしたいと思います。
最後に、テニスへ、テニスを愛しています。そして絶対にテニスから離れることはありません。
ROGER FEDERER
*意訳を含みます
言葉を深く読みたかったし、明日に持ち越したくなかったし、どのみち寝れなかったし、気持ちを落ち着けたかったので、最後まで行きました。パンデミックも継続している中、半ば強引に決めた来週からの旅が、とてつもなく、はっきりと意味を持つことになりました。この幸運をかみしめて、焼き付けて大切に過ごしたいと思います。