by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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I love doing what I am doing ~2015.6.29 CNNインタビュー その1

昨年(2015)のウィンブルドン初日、CNNのインタビューです。テニスのこと、子どもの頃のこと、引退のこと、家族のこと、ロジャーの核となるような考え方が、結構網羅されているとてもいいインタビューだったので、よく覚えています。まずはこのインタビューを軸に、少しずつ抜粋しながら、色々と広げていきます。(抜粋の順番は、バラバラです。)

                

 

元プロボクサーのフロイド・メイウェザーはボクシングを”job”と表現し、ある時からそのjobが楽しくなくなったと発言していたけど、あなたはまだテニスが楽しい?

(Interview by Christiane Amanpour, 今回抜粋個所は、6:58頃から)

 

Roger: Yes, no, I don't see it as a job really. I still see it as the - - my hobby that became this dreamland I can move about. Like I explained, for me, it was never -- I never  dreamed this far in my dreams, to be this professional tennis player. So of course going to the gym and going to work out, yes. I would rather do other things at times. But at the end of the day, I know why I'm doing it because I love playing on Centre Court. I love traveling the world and I make a lot of sacrifices to make it all work and I love doing what I'm doing. So I never saw it as a job to be quite honest.

 

 僕はテニスのことを”job”-仕事とは思っていないんだ。というより、この夢のような世界で、趣味を楽しんでいる感覚なんだ。さっきも言ったとおり、自分がここまでのウィンブルドンのタイトルを狙えるような)プロテニス選手になるとは夢にも思っていなかった。だから、ジムに行ったり、トレーニングしたりするのも、もちろんそうじゃなくて別のことをしたい、と思うときもあるけど、結局のところなぜそうするか、それはセンターコートでプレーするのが好きだから、世界中を旅するのが好きだから、色々と犠牲を払ってもそれが実を結ぶようにと、自分のやっていることが好きなんだ。だから正直、テニスを仕事と思ったことはないんだよ。

 

同じころの別のインタビューで、「僕のファンはなぜ僕がプレーするのかわかってるよ」と言っていたのを覚えています。色々な発言を思い返してみると、1. テニスが大好きだから 2. ファンが喜んでくれて、自分が勝つことを望んでくれるから、だと思っているのですが、今回の引用部分は1をよく表していますよね。なぜ続けるのか→好きだから、ロジャーにかかると、こんなにシンプル。それをそのまま笑顔で続けてしまえる人なのです。 

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