by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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Laver Cup 2022 London Part4 - Roger's return and the last tournament

ごぶさたです。時間があきましたが、このシリーズもこれで最後にしますね。
Laver Cup3日間あるうちの、1日目にロジャの最後の試合は終わったんですけど、2日目と3日目のお話です。

WOWOWで放送されたこの3日間、もちろん録画してありますし再放送も録画してますけど、なんとなく、通しでは見れないですね。うーーーん、なんとなく。

インスタに残りの日の写真も上げました。https://www.instagram.com/nak_79_88/

涙の1日目が終わって、ナダさんはトンボ帰りして、会場もいったん落ち着いて、残りの日程なわけですが、仲間の応援、コーチ、おしゃべりを楽しむロジャ。できるだけ、ベンチのところに出て来てくれてたと思います。ファンが姿を見れるように。

思ってたのは、写真まとめて載せますけど(1日目のも入ってますが)ぼくちゃんはちょっとお行儀が悪い(笑)

すーーぐ足組む、のけぞる、背もたれの方に乗っかる、あとはこれもおなじみの、試合が緊迫してくると隣の人をつかむ…(笑)

いやいや、このひとつのベンチにたくさんチームメイト座るんだから、ひとりでスペース取りすぎだろ、って無駄に心配してましたよ。よく言えば自然体。当然一番パイセンなので、誰も何も言えない(笑)

電車でひとりだけ足組んで座ってるおっさん迷惑、みたいな図。もちろんおしゃべりも止まらない。誰かがつかまる。後輩お疲れ(笑)

家でテレビでスポーツ観戦してるときも、こんな感じで大騒ぎしながら見てんだろうな、と思いながら。いつも自然体。それが愛されポイント(?)と言っておきます。

結果は赤組(Team World)がLaver Cup初勝利となりました。いやあ、正直若干空気読んでくれ、と思ったけども、真剣勝負だからこその結果。だけどやっぱり勝って会場をトロフィー持ちながらぐるっと回ったり、シャンパンファイトして騒ぐ姿を、少しでも長く見ていたかったな、と思いました。

セレモニーでまたスピーチ。2023年はバンクーバー、そこにも(選手としてではないけど)行くからねって言ってくれました。

青い紙吹雪がよかったな…

青組優勝なら最高のシナリオでしたけど、もうそれだとあまりにも大会が全部ロジャ一色になってしまうし、赤組の注目されるとこゼロ、になってしまうので、これもこれでロジャらしいねって話してました。

自分のSNSに大会後載せてたコメント。

Lost 😩 my last singles
Lost 😩 my last doubles
Lost 😩 my last team event
Lost 😩 my voice during the week
Lost 😩 my job

But still, my retirement could not have been more peRFect and I’m so happy with how everything went. 😄

ぜーーーーんぶ負けて声も枯れて職まで失ったけど、これ以上ないくくらい完璧で幸せな選手生活の最後だったと。

ほんとにロジャらしい。好き。(はいはい)

 

余談ですけど、今ちょうど 映画『AIR/エア』公式サイト という映画が公開されてまして、マット・デイモンベン・アフレックが再びタッグを組んだということももちろん注目なのですが、お話としてはNIKEマイケル・ジョーダンのシューズ誕生秘話なわけですね。かつてはロジャもNIKEでしたから、男子のテニス選手で独自のラインを作ってもらえてたのはロジャとナダさんだけでしたね。あのRFロゴも生まれて。だからこの映画で特定の選手のためのラインを作るNIKEの裏側が見れるのも興味深いです。見たい。

今やウェアはユニクロ、シューズはOnですけどね…

トロフィーの数、シューズに描いてありましたよね。

今日はこれでおしまい。

Laver Cup 2022 London Part3 - Roger's return and the last tournament

さて、1日目ナイト。ついに来てしまいましたこの瞬間が。

1日目まではインスタに写真も上げてます。

https://www.instagram.com/nak_79_88/

告知も引き続き置いておきますね。日本語の場合は明日(11/4)まででお願いしたいです。

ロジャが11/19のユニクロのイベントで来日します。そこで日本のファンのメッセージをメッセージブックにして届けたいと思います。下記ご参照の上、ファンの皆さま是非ご参加ください!!

<<募集内容>>
・ポジティブなメッセージ
・英語、日本語でもOKです。(私でよければ訳します)
・文字数:A4の1/10くらいで。
・添えたい写真があればひとり1枚まで。自分の写真でも、旅先の写真でも、お気に入りのロジャの写真でもOK。写真は製本の時に、バランスをとるための素材として、必要に応じての使用とさせてください。
・ロジャーが手にしたときに、出来るだけ読みやすい、見て楽しい作りにしたいと思います。
・締め切り:日本語 11/4(金)/ 英語 11/9(水)
・宛先:rforever882022@gmail.com までお願いします。

さて。ふう。

まずは、ナダさん、本当に来てくれてありがとうございます、というところ。体の状態も万全でなく、初めてのお子さんが今にも産まれるという、奥さまも大変な時に、このために駆けつけてくれました。引退を正式発表する10日くらい前にナダさんには電話をし、もし可能なら最後にダブルスを一緒にプレーしてくれたら嬉しいと伝え、それに応えてくれた形です。ただ、その電話のときには、というか多分大会直前まで、ロジャ本人もプレーできるかどうかわからなかったという体の状態。2人の努力と気持ちが合わさって奇跡的に実現した最後のプレーだったと思います。そのことをあらわすように1日目で2人とも大会をリタイアし、ナダさんはすぐに帰国しました。2人ともギリギリの状況でメモリアルマッチを実現させてくれたんだなと。(涙)

試合中はベンチもなごやか。この瞬間を会場全体が楽しんで目に焼き付けようとしているような、讃えるような雰囲気。

よく笑ってましたよ、二人。

待ってる時のフォーム、というか姿もきれいだなと思ってるんですけど、、、

ラケットのガットを手で押さえたり、ヘッドバンドを直すようなしぐさ、ダブルスパートナーにサーブをどうするか相談するときの口に手を当てるやり方とか、もちろんサーブのフォーム、ボールのつき方、「ロジャ」のやり方、動きがあるでしょ。(ファンの人はわかってくれるはず、テレビで遠目でもどっちがロジャかわかるじゃないですか、ね)初めて生観戦したとき、テレビで見るのと同じだ、実在してるって思って見てたんですけど、そういうの全部、最後だなって思って何とも言えない胸いっぱいの気持ちで見てました。
きっとこれからもエキシビやってくれるから(早速日本に来てくれるし)最後ではないんだけども。

試合は負けてしまいました。競ってはいたけど、もう(2人とも)満身創痍だし、シングルスの締まった試合とはもちろん違いました。マッチポイントでロジャサーブの場面があって、あそこで決まっていたら最高だったんだけども、ね。それがテニス。でもステキプレー、ああ、ロジャだ、というプレーはちりばめられてました。ネットの網目通しちゃったりね (笑) 試合中はちゃんと見ようと思って、あまり写真撮ってないんです。

試合後のインタビューはクーリエさんで、すごくよかったなと思います。全豪のオンコートインタビューとかをやってるクーリエさん(グランドスラム優勝4回、サンプラスアガシと同じ時代にアメリカ黄金世代として活躍した元選手です)ロジャとは数々楽しいやりとりあるのですが、信頼関係感じられました。わかってたけど、もちろん泣き出すロジャ。このインタビューは後日ちゃんと訳そうかなと思っています。悲しいお別れじゃなくて、celebrationだから、ということを強調してました。そして、家族へ感謝をするくだりで号泣。会場全体涙。

インタビューの後、歌のパフォーマンスがあったのですが、それを泣きながら聞いてる場面です。

ロジャはわかってたんだけど、ナダさんが嗚咽するほど泣いてて、私はびっくりしました。例えば、ロジャやマレさんなんかはコート上(というか勝った瞬間や試合後のセレモニーの時)でも泣く場面を見てきているけど、ナダさんはそこまで見せない印象があり、しかも人のことなのに(ておい)無理して駆けつけてくれた意味というか、ロジャとの距離の近さ、思い入れを改めて強く感じました。

全体を通して思ったのは本当にロジャらしい引退の迎え方だったなと。すごくひとりが苦手で、人に囲まれていたい、家族と離れたくない人なんですけど、(奥さんに、え?ひとりで出かけるの?どうして?とかまじめに聞いちゃう人ですからね、笑笑)テニス選手の引退って、この大会で辞めると決めたら、どこまで勝ち進めるか、負けたらそこで終わり、なのである意味とても切ないと思うんですよね。こんなに仲間に囲まれて、一緒に泣いてくれるライバルがいて、家族もみんな来ていて、1日目が終わっても大会があと2日続いてベンチで仲間を応援できて、さびしくないようなシチュエーションにした。

自分で思っている以上に、テニス界に新しいことを提示しちゃってる人だと思うんです。いい悪いは別として。個人競技で他の選手はみんな対戦相手、いわば敵だから話もろくにしない、というロッカールームの雰囲気を、みんなに声をかけてリラックスして過ごすことでがらりと変えた、41歳まで長くプレーすることを体現して見せた、子どもが4人もいても、ツアーに帯同させながら世界中を回った、もちろん、スター選手でお金もスタッフも豊富だからできることも多々あるんですけどね。そして全部そうすべきとか、新しい風を、とか意識してやっているのではなく、自分がそうしたいと思ってやってみたら、あとの世代もなるほどそれでもいいのか、そんなやり方もあるのか、となる。

このLaver Cupもまさにそうで、最初は色々言われましたよ。スケジュールが厳しいから怪我するって言ってるのにまた大会増やして、しかも公式戦じゃないエキシビみたいなやつを増やしてどうすんだとか、、、(ね)rivals become teammatesが大きなコンセプトのひとつなんですけど、普段ひとりで戦っている選手がチーム戦で生き生きして、試合もエキシビどころではない真剣勝負、大会も事前の撮影やパーティーもゴージャスで特別感があり、レジェンドや先輩と一緒に密に過ごすことで得るものが多い後輩たち、、、たまたま引退がこのタイミングになったことはラッキーだったと思うのですが、自分でこの大会を作って、今回5回目ですっかり定着したところで、BIG4が揃った。ロンドン開催でマレさんは地元のヒーローだし、アメリカやオーストラリアだったらジョコはワクチンの問題で来れなかっただろうし、ナダさんもヨーロッパ開催の年だったから近いからなんとか来れたし、(コロナで1年延期になってなかったら今年はワールド(ヨーロッパ以外)の開催の番だったはずなので)奇跡的にこのシチュエーションが生まれた。でもやっぱりロジャだからだな、だと思いました。(はいすいません)そしてまたこの仲間に囲まれた引退の迎え方、新しいものを提示してしまった。選手としてじゃなくてもLaver cupには今後もかかわると思いますし、ファンの前に姿を見せる機会のひとつになるはずです。そういうことも全部ひっくるめてこのプラットフォームを作っておいたのが大正解だと思います。いやほんとにロジャ、だなあと。

語りが多めでしたね。最後まで読んでくださってありがとうございました。写真はインスタへどうぞ。

Laver Cup 2022 London Part2 - Roger's return and the last tournament

続いて1日目です。今回もっとも重要な1日目。

写真をね、撮ったんですけどね、ほんとに何回も言いますが、撮りたい場面ほどブレブレですね。それで、ブログに全部載せることはできないので、ついにインスタデビューをしようかと。普段は見るだけで自分の写真はアップしてませんが今回ばかりはアップしてみますね。

https://www.instagram.com/nak_79_88/

そしてまず告知。
ほとんどTwitter経由で見に来ていただいていると思うので、重複になりますが、ロジャが11/19のユニクロのイベントで来日します。farewellでいろいろな場所に行くからね、急に消えたりしないよ、とは言ってたけど、まず日本、というのは驚きであり感謝しかありません。そこで日本のファンのメッセージをメッセージブックにして届けたいと思います。下記ご参照の上、ファンの皆さま是非ご参加ください!!

<<募集内容>>
・ポジティブなメッセージ
・英語、日本語でもOKです。(私でよければ訳します)
・文字数:A4の1/10くらいで。
・添えたい写真があればひとり1枚まで。自分の写真でも、旅先の写真でも、お気に入りのロジャの写真でもOK。写真は製本の時に、バランスをとるための素材として、必要に応じての使用とさせてください。
・ロジャーが手にしたときに、出来るだけ読みやすい、見て楽しい作りにしたいと思います。
・締め切り:日本語 11/4(金)/ 英語 11/9(水)
・宛先:rforever882022@gmail.com までお願いします。

レポに戻ります。

Day sessionが2試合、Night sessionが2試合で進んでいくのですが、ずっと気が気でないというか、Night sessionの2試合目にナダさんとのダブルス、それが現役最後の試合だとわかっているので、プレーははやく見たいけれど、終わってほしくないという複雑な気持ちでした。またこれがどの試合も結構もつれてね。ひとつ前のマレさんの試合なんて、わざと時間を引き延ばしてくれてるのかと思うくらいの大接戦で、Laver Cup最長試合だったんじゃないかな (笑) 日本で見ている皆さんはど深夜でしたから、待ってるのが大変だったと思います。でもこのまま終わらなくてもいいような、、、そんな気持ち。

ライティングがきれいでほんとにエンタメ的にもよくできてる大会です。

よくぞ揃ってくれましたね。おじさんず。(いやいや、Big4)

圧がすごいベンチ。

常にリラックスモードのロジャさん。これはまた後日も書きたいと思いますが、ほんとにね、お行儀がひとりだけちょっと、、、いやいや狭いとこにみんなで座ってんだからさ、って何度も思いましたよ (笑) 

白い短パンってことは、次に試合があるからなんですよね。もうその瞬間がすぐそこまで来てます。続きは次回にしますね。

Laver Cup 2022 London Part1 - Roger's return and the last tournament

行ってまいりました。ロンドン。通常のブログではなく、何回かはロンドンのLaver Cup(以下LC)レポでお送りしたいと思います。

写真たくさん撮ったんですけども、撮りたい場面ほど手が震えてぶれまくってます。案の定。ただ、今回は写真もたくさん載せたいので、ブログ自体をシンプルなデザインテーマに変えてみました。でもやっぱりたくさん載せるならインスタのほうがいいんですかね。。。誰かアドバイスください(笑)

Sadじゃない、Happyだから泣いてるんだよと、泣き虫ロジャたんは何度も言っておりました。怪我の状況と引退を決断するタイミングが、たまたまこの時期になった部分もあるだろうけれども、自分でこのLCという大会を2017年に立ち上げて、今回は5回目、大会自体も認知され人気を博し、満を持して会場がテニスファンにはおなじみのロンドンO2、チーム戦という大会の特性上、仲間たちに囲まれながらここを最後にできたこと、BIG4(フェデラーナダルジョコビッチ、マレー)が勢ぞろいできたこと、最後にダブルスではありましたがプレーができたこと、ナダさんが、プライベートの事情も色々ありながら(奥さまが妊娠中で予定日が近いと言われています)かけつけてくれたこと、奇跡が色々と重なったと思っています。そして、私がこの大会のチケットを春から取っていたこと、ここに立ち会えたことも奇跡のひとつとして付け加えておきます。

*写真はすべて私撮影です。

 

今日は会場外の様子をまず。私はO2 Arenaでテニスを見るのは2回目です。ここは、2009年から2020年まで、年間Top8だけが出場できるツアー最終戦、World Tour Finalsの会場でした。なのでテニスファンにも選手たちにもおなじみの会場です。

LCはロジャーのスポンサーがこぞって参加、協賛しているので、お車がおベンツだったり、スイスの観光協会がブースを出していたりします。ユニクロ主催でキッズのテニスクリニックなんかもやっていたようですね。

LCに行くのは2019年のスイスジュネーブ大会に続いて2回目なのですが、グッズ売り場や会場内の作りとか、過去大会の写真が大きなパネルになっていたりとか、そういうのはスイスの方がよかったかな。。。今回グッズ売り場小さくていつ見ても長蛇の列でしたよ。商品も店員さんに出してもらわないと見えないし。

LCはとにかく会場や演出もゴージャス感があって、要はお金がかかっとります、なのですが、あらゆる面でよくできてる、特別感のある大会だと思います。そこだけで小一時間力説したいくらい。ほんとにこの大会作っといてよかったね、と心から思いました。

さて、ファンの皆さんごめんなさい。会場外の様子とか結構どうでもいいですよね。次回から、試合中の写真を載せていきます。とはいえ、ほんとにロジャ周りの写真しかないですけどね。。。赤組とかほとんど撮ってないよ(笑)多方面にごめんなさい。

To my tennis family and beyond,  4/4

この24年間のキャリアは、とてつもない冒険でした。1日は24時間のはずなのに、あまりにも深くて魔法のような日々だったからか、すでに一生分を生きた気がします。非常に幸運だったのは、40か国以上のファンの皆さんの前でプレーできたこと、笑って泣いて、喜びも痛みも経験して、それ以上にまさに生きているという実感がありました。ツアーを通じて、一生の友人となるようなすばらしい人々との出会いがあり、彼らは世界中から忙しい合間をぬってかけつけては私の試合を観戦し、応援してくれるのです。ありがとうございます。

私のテニス愛のはじまりは、地元バーゼルでボールキッズをしていたころにさかのぼります。一種の驚きを持ちながら、当時選手たちをながめていました。彼らは自分には超人たちでしたが、同時に夢見るようになったのです。夢のためにたくさん練習をし、だんだんと自分自身を信じられるようになりました。成果を上げることでまた自信をつけ、今日まで続くこのすばらしい旅路を歩んでこれました。

皆さま全員に、スイスの幼いボールキッズが夢をかなえる過程を支えてくれたすべての人に、心の底から感謝をしたいと思います。

最後に、テニスへ、テニスを愛しています。そして絶対にテニスから離れることはありません。

ROGER FEDERER

*意訳を含みます

 

言葉を深く読みたかったし、明日に持ち越したくなかったし、どのみち寝れなかったし、気持ちを落ち着けたかったので、最後まで行きました。パンデミックも継続している中、半ば強引に決めた来週からの旅が、とてつもなく、はっきりと意味を持つことになりました。この幸運をかみしめて、焼き付けて大切に過ごしたいと思います。

To my tennis family and beyond,  3/4

忠実なスポンサーの皆さまにも感謝します。本当の意味でパートナーでした。そしてATPツアーの大会といつも頑張ってくれる大会のチームにもありがとうございます。私たち選手をいつも手厚くもてなしてくれました。

コートの上で戦った対戦相手の皆さんにもお礼を言います。幸運なことに、決して忘れることのできない壮絶な試合をたくさんさせてもらいました。情熱を持ってフェアに、激闘を繰り広げながらも、テニス史を最大限に尊重しようと努めてきたつもりです。とてもありがたいことです。お互いに切磋琢磨し、一緒にテニスのレベルを引き上げてきました。

そして何より、私の信じられないほどすばらしいファンの皆さんに深く感謝します。おかげでどれだけ心強かったことか、どれだけの自信をくれたことか。満杯のスタジアムにウォークオンするときの、あの心を揺さぶられる気持ちは、人生で経験した感動のうち、もっとも大きなもののひとつです。あなたたちがいなかったら、勝利や成功は喜びや活気に満ちることはなく、さびしいものになったでしょう。(続く)

*意訳を含みます

To my tennis family and beyond,  2/4

悲しいような嬉しいような決断になりました。ツアー生活のあらゆることが恋しくなるでしょう。同時に、祝福したいこともたくさんあります。私はこの地球上でもっとも幸運だったと思っています。テニスをプレーする才能に恵まれ、自分では想像もつかないほどのレベルで、考えうるよりもずっと長くプレーをしてきました。

特に私のすばらしい妻に、ツアー生活のすべての瞬間を一緒にいてくれた妻に、感謝をしたいと思います。決勝の前には忠告をくれ、それは妊娠8か月のときでさえも、数えきれないほどの試合を観戦し、20年以上も私のチームの一員として、ちょっとおふざけが過ぎる私の性格にも耐えながら過ごしてくれました。そして4人の子どもたちにも感謝を言いたいです。新しく行く土地で、すてきな思い出作りをしながら、いつも一生懸命私をサポートしてくれました。陣営席で応援してくれる家族を見てプレーする、この気持ちを一生大切にもっておきたいです。

もちろん愛する両親と姉にも感謝したいです。彼らがいなければ何もはじまりませんでした。私を的確に導いてくれたすべてのコーチたち、あなたたちは本当にすばらしかった。そしてスイステニスに、未熟な時代から私を信じ、理想的なキャリアのスタートを切らせてくれました。

私の驚異的なチーム、イヴァン、ダニ、ローランド、そして特にセヴェリンとピエールには本当に心から感謝しています。ベストなアドバイスをくれ、いつもそばで見守ってくれました。そしてトニーは17年以上にもわたりビジネス面をクリエイティブに支え続けてくれました。皆信じられないほどすばらしく、皆と過ごしたすべての時間が愛おしいです。(続く)

*意訳を含みます