by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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love traveling~2015.6.29 CNNインタビュー その3

その2では、敗戦を引きずらないのは家族の存在も大きいということを書きました。 

 今日はその家族の存在について語っている部分を抜粋します。

 

   

 

あなたには奥さまのミルカと二組の双子のお子さんがいて、チームと、家族とツアーを回っている、それはあなたの精神面にとっていいこと?

(Interview by Christiane Amanpour, 今回抜粋個所は、2:42頃から)

 

my wife is so happy and eager for me to be happy and successful still on the tour. And my girls, who understand it all now a little bit because they're turning 6 this year, they love traveling to all these places now that they've got to know. It's the only life they know, really, on the tour. And they've gotten to have so many friends now as well everywhere. So it's unbelievably exciting. And of course it's good for my mind to -- when I come back from a match and I've lost and they're there, they don't care if you've won or if you've lost. It's great. But I don't need it as a balance. I'm a very relaxed person, on and off the court. But clearly it's been a dream come true for me to have four kids with Mirka. It's been wonderful.


僕がツアーで成功し、幸せであることが、いまだにミルカにとっても幸せなことで、それを強く望んでくれている。双子の娘たちは、今年(2015年6月時点)6歳になるから、少しずついろんなことを理解し始めている。もうそれぞれの場所にも慣れて、ツアーを回るのが好き。ツアー生活こそが彼女たちの日常で、今では世界中にたくさん友達もいる。すごくわくわくするよ。もちろん僕の精神面にとってもいいことだ。試合で負けて帰ってくると娘たちがいてくれる。僕が勝っていようが負けていようが彼女たちには関係ない、それはとてもいいこと。でも、そういうことがないと心の平静が保てないというわけでもないよ。僕はオンコートでもオフコートでもとても気楽にしているタイプだから。でも本当に、ミルカと4人の子どもを持てるなんて、夢が叶ったよね。すばらしいよ。

 

2010年から2013年までコーチをつとめていたポール・アナコーン氏が、ものすごく大きな敗戦のあとでも、すぐに子どもたちと楽しく遊んでいるのは信じられない、と言っていたことがありました。もちろん子どもたちにも助けられているのでしょうが、もともと、そういう人なんですよね。


家族の存在はとても大きくて、これも現役を続けるにはとても大事な要素。もし家族が旅をしたくないとなれば、きっぱり辞めると言い切っています。


今年(2016)のウィンブルドンのチリッチ戦、2セットダウンから、マッチポイントを3つしのいで勝ちました。怪我明けで万全でないことを考えると、フルセットで逆転勝ちというのはとても明るく、感動的な試合でした。勝った瞬間、トニー・ゴドシック氏(ロジャーのエージェント)が、ファミリーボックスで隣で見ていたミルカに、こういう瞬間を目撃できるから、ツアーを一緒に回る価値があるよね、と言ったそうです。ロジャーファミリーの、"love traveling"がこの先もずっと続きますように・・・

 

  

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