by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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《番外編》 スイス旅行~デビスカップ観戦(前編)

今回からは番外編、ということで、昨年のスイス旅行回顧録を写真とともに綴ってみたいと思います。2015年9月18日から20日まで、スイス・ジュネーブで行われたデビスカップ(国別対抗戦)を見に行ってきました。初ロジャー、初スタン、初スイス。スイスに行っているのに定番の山岳方面にはいっさい行かず・・・(でも街はちょっと観光したんですよ、苦笑)まずはメインイベント、デ杯のお話です。(前・後編)

 

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日曜日のdead rubber、幼なじみ3人衆が談笑している横で、弟分はスマホをいじっている。試合が終わって、リラックスムード。

3日間のデ杯が終わってしまう・・・という寂しさと同時に、何とも穏やかに流れるこの時間。この心地よさは何だろう。勝ち抜けが決まった安堵?3日続けてロジャーの試合を見れた満足感?こうして自分の試合が終わっても後輩の応援に出てきた姿を見られた嬉しさ?それとも、この会場に足を運んでもう3日目という慣れ?かなぁ・・・

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私は、自国ではない国を応援するために、十数時間もかけてスイスまで国別対抗戦を見に来てしまうような、あイタタタなファンなので、ロジャーの故郷であるスイスに、「慣れた」感を出したかったのかもしれない。3日目にして、もう馴染んじゃってるよ、という多少無理めな感覚などを。それは今に始まったことではない。思えば結構前から、そうだよね、わかるわかる、私たちって感覚似てない?からの、やっぱりスイス好きだわ~の流れができていた。

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あれはスイスに来る半年くらい前、スタンの地元の雑誌が、スタンのお誕生日特集を組んだ。各選手やコーチからのお祝いメッセージの中に、もちろんロジャーのそれもあった。ネットで買えるか検索していたところ、どうやら定期購読を申し込むしかなさそうだった。そこでダメ元でその雑誌社に1冊だけ買えないか尋ねてみたところ、なんと、タダで送ってくれるという返事が来た。もうここで十分嬉しかったのだが、その後のメールのやり取りもとてもスムーズで、しばらくすると、その担当者が休暇に入るので別のスタッフに引き継いでおいたよ、という連絡が来た。日本に1冊タダで送る件、なんて、後回しにしてもいい案件に違いないのに。それまで色々な国の人たちと仕事で関わる機会があったが、いつのまにか担当者が辞めていたなんてのはしょっちゅう。電話したらスタッフ皆で外にバレーボールしに行っちゃったから誰もいないと言われたこともあった。日本人と同じと思ってはいけない、むしろ日本人は働き過ぎだよね、と何度も思わされてきたのに…あれ?同じ感覚でもいいのかな、と思った瞬間だった。

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この旅行のためにたくさんの下調べをした。ツイッター上で、会場でグッズ販売を管轄している会社に、カードは使えるか?と聞いたり、Swiss Tennisには、「準備万端で~す」と、応援ネイルの写真を送ってみたり。 

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あげくの果てにはチューリッヒ空港のアカウントに、空港のcredit suisseのバーチャルロジャーはどこにある?と質問したり。(結局arrivalのターミナルが違ったのでロジャーには出会えなかったのですが、これです↓)すべてにちゃんと反応があった。この一連のやりとりにもしっくりきた。

 

デ杯を見に行こうと決めたのは、シルバーウィークで続けて休みが取りやすかったことの他に、やっぱり前の年のスイスデ杯優勝に感動したあとだったから。本人たちもスイスにとっても狂喜乱舞な出来事に間違いはないのだが、印象深かったのは、表彰式の彼らの姿。どことなく控えめな感じがした。決勝はホームではなかったし、27000人収容の巨大な会場を埋め尽くしていたのはほとんど相手フランスの観衆、という状況ももちろんあったけれど、仲間内でかみしめるような、それでいて誇らしさが内からにじみ出ているようなあの姿。これにも、なんとなく通ずるものを感じた。

 

その誇らしげな笑顔を見合わせて、チームでデビスカップを掲げる大きな写真が、会場のあちらこちらに掲げてある。1日目にこの会場に着いたとき、駅を降りてpalexpoの会場名とともにこの写真が目に入った時の、ほんとに来た、来てしまった、という気持ちは忘れられない。一気にテンションがあがり、足早になったのを覚えている。この会場は2014のデ杯準決勝が行われた場所。決勝進出を決めて、ロジャーが肩車された場所。この場所で、私にとって初めてliveで見るロジャーのプレーだった・・・(後編へ続く)

 

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(最後に、2014準決勝から)

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