by gones~ロジャー・フェデラーの言葉

"by gones" = 「前向きに!」 テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー語録。完全なるファン目線です。

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《番外編》 リンツチョコレートテイスティングセミナー

リンツ、と言えば、スイスのチョコレートブランド。スイス旅行のお土産ではよく登場するのではないでしょうか。私は日本で自分で買うときは、ちょっとしたご褒美感覚です。

今年6月に発表された、Forbesの2016年アスリートの収入ランキングでロジャーは4位。これは賞金、スポンサー料含む全体の収入のランキングですが、スポンサー収入だけに限ると、全アスリート中1位です。

 

その名だたるスポンサー企業のひとつがリンツ。私はリンツのCM、すごく好きです。例えばこれとか。一応演じていながらも、ロジャーの自然体なところがすごく出ていると思います。あ、演技が自然ってことにすればよいのだろうか。メルセデスさんしかりですが、日本でもCMオンエアしてくれないかしら・・・)

 

私にとっては、企業に興味を持つのもロジャー絡みであれば自然な流れ、ということで、(あイタタタ)超チョコツウの皆さまに囲まれて場違いにならないかしら・・・という不安は多少ありつつも、リンツのチョコレートテイスティングセミナーに行ってきました。引き続き番外編として、その様子をご紹介します。

 

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2016年7月24日@リンツショコラカフェ 自由が丘店

 

まだ午前中ということで人通りも車通りも少なく、写真を撮るには最適な時間、とはいえ日も高くなってきたころ、着いてすぐいただいたチョコレートドリンクが本当においしく、冷たさが染みる。

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以下が本日約2時間ほどのプログラム。

★チョコレートとリンツの歴史
★チョコレート製造工程の説明
★8種類のチョコレートテイスティング

 

3階に通され、明るい雰囲気のセミナールーム。壁には製造にかかわる要所要所がパネルで掲げられ、机の上には今日テイスティングするチョコレートのパッケージや資料が。この洗練されつつもあたたかみのある空間に、すでにわくわく。テイスティングが始まると、チョコレートは味わえば味わうほど結構おなかがいっぱいになるので、それまでにチョコレートドリンクは飲んでおいてくださいね、とのこと。ふむふむ。

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《チョコレートの歴史とリンツの発明》
チョコレート、砕いたカカオ豆に水を加えて飲んでいたころにさかのぼると、紀元前になる。やがて食べるようになってからも、要は、溶かして固めただけ、の状態だった。19世紀以降、いわゆる「板チョコ」がイギリスの会社で(へぇ~)初めて作られたころには、甘くはなったものの、まだざらざらしていた。それから、練って練ってあの口の中で溶けるような食感を生む、「コンチング法」を生み出したのがスイスのロドルフ・リンツ氏。(出た!)なんと、機械を止め忘れて一晩中稼働させて練ってしまい、その状態で翌朝食べてみたらめちゃめちゃおいしかった、というのがコンチング法発明のきっかけだそう。(へえ~)これがその機械の最初の形。

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《カカオ豆とバター》
さてカカオ豆。実になる確率は高くなく、年間を通して平均27℃以上の気温が必要。そのため、育つ範囲(カカオベルト)は赤道の南北緯度20度以内と狭い。

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生産国1位はガーナ?(イメージ)と思いきやダントツでお隣コートジボワール。(へえ~)下はカカオ豆の実際にかなり近い形の模型。

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チョコレートになる過程で、カカオからとれる天然のバターがカカオバター。これこそ、滑らかな口どけの秘密。パンに塗るバターのように、熱するとさっと形なく溶けてしまうものではなく、口の中で徐々にすがたをなくしていく。チョコレートの値段は、この天然のカカオバターを使うのか、他の脂分を混ぜるのか、で変わる。(へえ~)

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《カロリー問題》
ダークチョコレートの種類で、パーセンテージはカカオの分量。(それ以外は糖分)その%が上がるほど、カロリー(熱量)も上がっていく。カカオの分量が下がり、そこに粉ミルクが加わるのがミルクチョコやホワイトチョコで、結局太りやすいのは脂肪に変わりやすいミルクが入ったそっちのほうなのだとか。(ふむふむなんとなくイメージどおり)でも、どれが太るとかよりも、美味しいと思うものを食べてくださいね、とフォローされ(笑)、素直に従うことにする。

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《いざ、本番!》
お待ちかねのテイスティングタイム。紅茶でひとつひとつ味をリセットしながらの贅沢な時間。ダークチョコの種類をこれだけゆっくりと、カカオの%を意識して食べたのは初めて。5%の違いで、酸味が残るもの、最初から来るもの、ドライフルーツのような豆の甘みを感じるもの、と進み、99%になると、さすがに口どけも遅く、苦みもしっかりしている。でも銀座店では99%が昨年の売り上げ1位とのこと。(ツウのみなさま!)それからダークチョコにフレーバーが入ったものからミルクチョコ、ホワイトチョコまで全8種類。こんなコーヒーと合う、とか、99%はバニラアイスの上におろし金でおろすと美味しい、とか、いろいろな楽しみ方を教えていただいた。満腹。

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とてもとても盛りだくさんで、頭もお腹も心もいっぱいの2時間でした。学校の授業でもそうですが、先生(スピーカー)が、そのものをすごく好きで伝えようとしているんだな、とわかると、俄然入ってきますよね。今まで、単純に甘いミルクチョコを選びがちだったのですが、ダークチョコのカカオの味わいがとても深くて、そちらにハマりそうな予感。(遅い)冷蔵庫に、引き出しに、あるとわかっているだけで嬉しいチョコレート、何をストックするか、今後はさらに楽しく選べそうです。

ロジャーのように、リンドールをバック一杯に詰めてどや顔をするのは夢として、99%とお抹茶の「苦✖苦」の組み合わせを楽しめるような粋でツウなLindtererになることからですね。と、微妙に(無理やり)ロジャーに戻ったところで、番外編レポート終わります。

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最後に、いただいたお土産はこちらでした。(マカロンはひとりひとつです)

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